連続的観測の量子場ゲージ場の理論という、一見独立していると思われるふたつの領域の問題が、径路という共通の数学的対象を介して論じられている。内容は必ずしも平易ではないが、説き方は丁寧で、相対論と量子論、群の表現論について一通りの知識があれば読み通すことができる。