「幕末・明治初期数学者群像」(下)

小松 醇郎 著

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    目次 (上巻からの続き)

    静岡学問所と沼津兵学校

    南校・学制頒布

    東京開成学校・大学予備門

    菊池大麓と北尾次郎

    東京数学社・東京数学物理学会

    西洋の数学が導入されてから、約50年日本の数学者が世界に認められだした頃までの期間に、数学者と思われる人々の背景・環境が述べられる。数学を学んだ人々も能力・性格の差はあるが、環境・政治・経済によって思わぬ転変が起こり得る。最後に述べられる人物は木村駿吉で、クリスチャンであって内村鑑三の不敬事件に連座し一高を退職させられ、アメリカのハーヴァード大学で数学を学びspherical harmonicsで学位を得た。のち無線通信を学び、日露戦争で大功をたてた人物である。幾変転した人の例である。

    ISBN 978-4-8427-0237-7

    定価 (本体2,800円+税)



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