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目次
- 兎穴を下って
- 氾濫する素粒子たち
- 素粒子たちを手なずける
- 気まぐれな想像力
- スタンフォード線形加速器−モンスターの誕生
- 船出のとき−クォーク-パートン・モデルを手に
- 夢と現実の対決
- 客観性獲得への道
- 鏡の国のボソンたち
- 色−クォークをつなぐもの
- コライダーの登場
- 十一月革命
- チャームをめぐって
- 六つは多いか少ないか
- グルオン・ジェット−飛び出した糊たち
- 統一への道
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クォーク発見の歴史的な実験に直接的に参加した著書の手になる、科学がたどった道筋の記録であり、物理学にたずさわる人間のドラマである。ゲルマン、ファインマンをはじめとする登場人物の生々しいまでのエピソードは、科学の現場をリアルにつたえ、また、加速器を手とし検出器を目としてとらえるクォークの手ごたえは、実験家である著者ならではのものだ。著者は親しみのある記述で素粒子物理学の歴史をも概説する。
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ISBN 978-4-8427-0239-7
定価 (本体5,500円+税)(不美)
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