「商品としての科学」

−開放的な学者共同体への驚異−

ギボンズ ・ ウィットロック 著  吉岡 斉 ・ 白鳥 紀一 監訳

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    目次
      第一部 長期的視野からみて

      一. 学術研究体制の変わりゆく役割

      二. 歴史的に見た開放的な科学共同体の概念



      第二部 転機に立つ科学−利害関心の新しいパターン

      三. 商品としての科学−政策変化、争点および脅威

      四. ハイテク産業の利害関心

      五. 成功の遺産:米国の大学の科学研究
        −政府と産業界との関係の変化



      第三部 制度と個人を再吟味する

      六. 科学と社会−変わりゆく関係

      七. 人間が優良ならば優良な科学が実現できるのか
        (個人の責任としての科学の公開性)

    ハイテク開発競争が国家間・企業間でエスカレートの一途をたどりつつある今日、そうした病理と驚異の打開はますます緊急を要する課題となってきた。ノスタルジックな「開放的な学者共同体」に代わる新たな科学の理想像の建設が切実に求められるゆえんである。本書は8名の識者がこの問題についての含蓄深い議論を展開したエッセイ集である。読者は本書の中から現代の科学と社会の問題を基本的に考えるための豊富なヒントを見出すことができるだろう。

    ISBN 978-4-8427-0240-7

    定価 (本体3,400円+税)



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