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目 次
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- 密度汎関数理論とはなんだろう?
- 単純な固体のDFT計算
- DFT計算の実際
- 固体表面のDFT計算
- 振動数のDFT計算
- 遷移状態理論による化学反応速度の計算
- 第一原理熱力学による平衡状態図
- 電子構造と磁気的性質
- 非経験的分子動力学法
- 正確さと“標準的な”計算を超えた方法
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本書は、近年、物質・材料研究で「標準的な道具」として広く使われるようになった計算機シミュレーション、いわゆる密度汎関数理論(DFT)の一番やさしい入門書である。本書を1冊手にすることで、あらゆる物質・材料研究で重要となる電子状態や磁気的性質の他、表面吸着構造や化学反応速度、さらには平衡状態図のような熱力学的性質などが、どのようにしてDFT計算から導出されるのかを理解でき、その基礎となる方法を習得することができる。
実際に計算をする上で注意しなければならないことに丁寧に触れながら、計算モデルの構築から、シミュレーション結果の解釈までを、具体的な例とともに、日常的な言葉で分かり易く記述している。理論計算研究の初学者だけでなく、実験系の物理学、化学、工学に携わる学生や技術者を含むDFT計算未経験者の最初のテキストとして推薦したい。
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ISBN 978-4-8427-0365-7
定価 (本体4,500円+税)
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