「物理が明かす自然の姿」

−奥底を訪ねる軽いジョギング−


日置善郎 著 

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古書



         
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  1. 物理の世界はどんな世界?
  2. 地球は不動?地球は宇宙の中心?
  3. 小石も天体も同じ法則に従う!
  4. 世界を繋ぐ電磁波
  5. 熱は絶対に逆流しないのか?
  6. 物体は縮み時間は遅れる
  7. 電子が波で光が粒子?
  8. 現代の科学は万能か?



 


物理学は,現代の科学技術を根底から支えるという重要な役割を担っている.しかしながら,「物理学」という科目は,少なからぬ高校生・大学生諸君が苦手意識を抱いている代表格でもある.事実,一昔前なら物理が必須であったような学部・学科にも,今では多くの学生諸君が物理未履修の状態で進学してくる.ましてや文系の学生諸君となれば …果たして何%くらいが「物理も面白い」と感じてくれているのだろうか.
  この残念な事実とは対照的に,今の日本は知る人ぞ知るマラソンブームであり,実に多くの市民ランナーがフルマラソンさえも楽しんでいる.そういう方々は,きっと子供の頃から体育が得意だったに違いない …とランニングに興味のない人は想像するかも知れないが,面白いことに,多くの市民ランナーは「体育は苦手だった」とか「自分がマラソンを走るなんて想像もしなかった」などと仰っている.``顔を歪めて必死に頑張る(頑張らされる)体育の持久走''ではなく,``無理せず自分のペースで走ること'' の楽しさに気付いたということだろう.
  
本書の目的は,この「走る」という言葉を「物理」で置き換えることである.難しい式に取り組み何度も間違えながら答えに辿り着くというハードな学習ではなく,リラックスして基本法則の意味を考え,時たま新聞第一面を飾る大発見のニュースを楽しめるようになって欲しいという願いが本書のタイトルには込められている.従って,本書は文系学生向けの教養科目テキストとして有用であることは勿論のこと,多くの計算式に追いまくられて自分が今何を学んでいるのかを見失いかけている理系学生諸君にとっても大いに役立つだろう.





ISBN 978-4-8427-0369-5


定価 (本体2,500円+税)