近代科学はなぜ東洋でなく西欧で誕生したか

−近代科学から現代科学への転換とその意義−

菅野 礼司 著

ホーム
出版
古書

         目   次

   
  1. 序章
  2. 第1章 古代文明における科学と技術
  3. 第2章 中世における科学・技術
  4. 第3章 近代科学の形成
  5. 第4章 現代科学―20世紀の科学の特徴
  6. 終章 21世紀の科学:第三科学革命





 《書名誤植につきまして.》

初刷カバー及び本体背に記載の書名に誤植がございました。
正しい書名は扉及び奥付ページに記載の「近代科学はなぜ東洋でなく西欧で誕生したか」となります。

誤:近代科学はなぜ東洋ではなく西欧で誕生したか
正:近代科学はなぜ東洋でなく西欧で誕生したか

深くおわび申しあげます。



 科学は文化であり思想である。科学には自然観が反映されている。
 古代から近代科学の誕生まで、東西の文化圏における自然観、思考形式(論理学、数学など)、技術、社会における科学の地位などを比較検討した。
 表題の課題を考察する基本的観点と論点は、@科学は思想・文化であること、A風土に基づく自然観と思考形式が科学に反映されていること、B科学・技術の性格は、社会制度に規定された科学の目的と科学の担い手に依存、C科学の質的進化には、その発展段階に適応した新たな自然観と思考形式を持った文化圏(民族)による科学の継承と発想の転換が必要、ということである。
 近代科学から現代科学への転進では、自然観や科学の論理などに質的転換がある。
 その様相と意義を概観する。


  


ISBN 978-4-8427-0371-8

定価 (本体2,500円+税)