|
|
-
- 摂動論を越えて
超対称ダイアグラム
超重力
高次元空間での超対称性代数
|
|
本書はワインバーグ「場の量子論」シリーズの第6巻であり、超対称性について、進んだトピックが扱われている。第5巻では、超対称性について、その基本的な代数構造、超対称性を持つ場の理論、特にゲージ理論の構成、超対称な標準模型などが調べられた。この第6巻では、それらの基礎の上に、超対称性の非摂動論的局面と超対称性の超重力への拡張、高次元での一般論等が述べられている.
非摂動論的な性質は、超対称性の破れを決定する上で本質的であり、一般の場の理論における現象についても理解を深めるのにも役立つ。超重力は超弦理論をはじめとする重力を含む場の理論の構成に不可欠であると同時に、超対称性を破る機構に関与する。また本書は、高次元時空での超対称性に関係してpブレーンに関係した最近の話題にも触れており、本シリーズの締めくくりにふさわしい意欲的な取り組みとなっている。
本書は、超対称性について本格的に学ぼうとする学生にも、すでに研究に従事している理論研究者のレビューとしても、さらに高エネルギー実験に携さわり超対称性を発見しようとしている研究者の座右の書としても有用であり、必須の一冊である。 |
|
ISBN 978-4-8427-0293-3
定価 (本体3,600円+税)
|
|
|