「古典力学(上)」

(原書第3版)

H.Goldstein,C.Poole,J.Safko 著  矢野 忠・江沢康生・渕崎員弘 共訳

ホーム
出版
古書
目次

  1. 基本的原理の概観
  2. 変分原理とLagrangeの方程式
  3. 中心力の問題
  4. 剛体の運動学
  5. 剛体の運動方程式
  6. 振動
  7. 特殊相対性理論の古典力学


 モダーンな標準的教科書として世界的に著名な原著第3版の邦訳である。かつて、大学教育における物理学過程の革新に応えて登場した初版の清新さはその声価の定着とともに漸次 “古典的な雰囲気” を帯びてきた。第2版は初版後の力学の発展や応用の広がりを反映するための改訂であったが、この第3版では新たに2名の著者が加わり、現代の物理学の状況をさらに反映することに力が入れられている。初版および第2版による、およそ半世紀にわたる著者たちの教育経験も考慮した今回の改訂によって本書は再び up-to-date になった。そのことは第7章相対性理論における11章の古典的カオスの章に如実に表れている。
 したがって、本書は物理学の各分野への入り口としての古典力学の最良の入門書であるという点を保ちつつ、一方で発展を続けている古典力学という側面も示している。
r>

ISBN 978-4-8427-0336-7

定価 (本体4,500円+税)