現代の量子力学(下)
第2版

J.J.Sakurai,Jim Napolitano 著   桜井明夫 訳

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古書

  1. 目次
    1. 第4章 量子力学における対称性

      第5章 近似法

      第6章 散乱理論
    2. 第7章 同種の粒子
    3. 第8章 相対論的量子力学

本書のもとである、J.J.サクライによる Modern Quantum Mechanics は1985年の刊行以来、量子力学の核心に迫る名著として高く評価され世界中で読み継がれてきた。ここでは波動関数もシュレーディンガー方程式も与えられた仮定ではなく、全てが明確に提示された基礎概念から極めて自然に導かれている。

 この第2版下巻では共著者となった実験家のジム・ナポリターノ氏が大胆な再編を試みた。

 初版が非相対論的量子力学の記述にとどまっていたのに対し、第2版では場の理論とのつながりを意識して、第2量子化を用いた多粒子系の扱いや電磁場の量子化、ディラック方程式による水素原子の問題なども含まれ内容は相対論的量子力学にまで広がっている。また近年の実験からベリーの位相、カシミール効果、スクィーズド光などのデータも提示され、いまなお魅力を増している量子力学の世界が紹介されている。

ISBN 978-4-8427-0366-4 【物理学叢書109】

品切 第3版刊行準備中